霊能者と霊媒師の違いは?霊感や霊能力についてもあわせて説明

本記事では霊能者と霊媒師の違いや、霊感、霊能力について説明しています。霊能者も霊媒師も、どちらも霊的能力を持つ人物のことですが、霊媒師は霊能者の一種と考えるのが自然です。

霊能者と霊媒師の違い

霊能者

霊能者と霊媒師。どちらもよく聞く言葉です。ほとんどの人は、どちらも同じだと思っているのではないでしょうか?霊能者と霊媒師は、細かいことを言うと「異なります」。霊能者は、霊的な能力を持つ人物の総称であり、霊媒師はその霊能者の一種です。

霊の存在自体を疑っている人は世の中に多くいます。彼らを否定するわけではありません。しかし、世の中にはあらゆる学問で説明しきれない現象が発生していることも確かです。そんな現象を説明する際に、「霊」を話題にすると多くの拒否反応が出てきます。霊の存在自体を疑っている人がたくさんいるのですから、まあ、当然のことといえば当然なのですが、しかし、ある日突然、霊の存在を目の当たりにすることだってあるのです。

霊を体験することはなかなかないことかもしれません。人は、体験しないとなかなか「霊」の存在を信じることは難しいので体験してもらうことが一番なのですが、そういうわけにもいかないのが難しいところ。霊の存在を体験した人の話を聞いてもにわかには信じられず、

「気のせいでしょ?」

ということになってしまうのです。

しかし、科学でも物理学でも説明不可能な現象は今も起こり続けています。不思議な体験をする人が実際にいることも確かです。不思議な体験をしたとき、人はどうすればいいのでしょうか?

世の中には、霊の存在を否定する人もたくさんいれば、不思議な現象に悩まされている人も多くいます。

話を戻すと、そんな人々のよりどころとなっているのが霊能者です。そして、霊能者の中で、除霊やお祓いなどの能力を持つ者が霊媒師ということになります。

霊媒師のほか、スピリチュアルカウンセラーや占い師なども霊能者の一種だといえるかもしれません。

霊媒師の能力とは?

霊能者

霊媒師は霊能者の一種、ということは、多くの人々がこれらを同一視していることは、決して間違いではありません。一般的な理解としてはそれで十分です。ただ、霊媒師が持っている能力については、もう少し知っていただければと思います。

霊媒師は、霊が関係していると考えられる問題を、霊的な能力を使って解決に導くことが主な仕事です。たとえば、不思議な現象に悩まされている人たちの相談を受けたり、お祓いをしたりします。霊媒師は、それぞれがまったく同じ方法で問題を解決しているわけではありません。皆が独自の方法で解決に当たります。霊となんらかの方法でコミュニケーションをとり、相談者それぞれが持つ悩みの解決を図るのです。

近年は、さまざまな肩書きを持つ霊能者が増えています。何かしらに特化した能力を持つことが普通で、たとえば「スピリチュアルカウンセラー」はカウンセラーという肩書きからもわかるとおり「相談」を請け負う霊媒師です。「除霊師」は除霊に特化した霊媒師ということになります。霊媒師が総合職だとすれば、スピリチュアルカウンセラーや除霊師は専門職です。そのため、不思議な現象に悩まされており、原因も何もわからない状況なら総合職の霊媒師に、原因がはっきりと見えているのであれば専門職に相談すると効率がいいのではないでしょうか?

霊能者・霊媒師は偽者ではダメ

霊能者

当たり前のことですが、多くの人々が危惧しているのは霊能者や霊媒師と名乗る人たちがインチキだったり偽者だったりすることです。実際、インチキ霊能者や霊媒師が絡む詐欺事件などが発生しているので、霊能者や霊媒師を名乗る者たちは、自らのなりわいを保つためにも、真の霊能者、霊媒師でなければならないのです。

霊能者や霊媒師には誰でもなれます。何か資格があるわけではありません。占い師にしても、なりたいと思ったら、

「私は占い師です」

と宣言すれば占い師になれます。このような状況ですから、どうしても怪しいインチキ、偽者がこの業界には紛れ込んでしまうのです。この状況は業界にとって危機的な状況であることに違いありません。優れた霊能者や霊媒師は確かにいますが、その実力をどうやって知れるのでしょうか?実際に利用してみないとわからないのでしょうか?効果をうたう霊能者もいますが、霊能者や霊媒師の実力を知るには、依頼する側も知識を身につけ、しっかりリサーチする必要があります。

信頼のおける霊能者・霊媒師を見分けるには

霊能者

原因不明の事態を解決するために霊能者や霊媒師に頼るのであれば、信頼がおけるかどうか、しっかり見極めてから仕事を依頼しましょう。この見極めははっきり言ってかんたんではありません。これまでに霊能者や霊媒師を頼ろうと思ったことのない人にはなおさら難しいことです。だいたい、人の良し悪しを見極めること自体、そうかんたんではありません。ましてや、なんだかよくわからない不思議な現象に悩まされているときに、人が冷静でいられるでしょうか?いられるわけがありません。人はこのようなとき、ある意味パニックのような状態にあるのですから無理もありません。だからこそ、悪い人間はこのようなパニック状態をいいことに詐欺のような行為を働くのです。信頼のおける霊能者や霊媒師は、金儲けを本来の目的としているわけではありません。信頼のおける霊能者や霊媒師は、当然、対価としてお金を受け取りますが、お金を儲けることよりも、原因不明の自体に悩まされている人たちを正しい方向へと進めるように導くことを一番に考えています。人の苦しみを利用するような人間に霊能者や霊媒師を名乗らせてはならないのです。

それでは、ここからは信頼のおける霊能者・霊媒師を見分けるためのポイントをご紹介します。

サービス料金をチェックする

すでにお話ししたとおり、本当の霊能者や霊媒師は、お金儲けを目的として自分の能力を使っているわけではありません。困っている人を正しい方向に導くために自らの能力を使っています。ただ、相談を受けるにしても、なんらかの行為をするにしても、霊能者や霊媒師としての特異な能力を使用しなければならないため、相談内容や時間などに応じて、ある程度のお金をもらっているわけです。通常、1万円程度ではないでしょうか?もちろん、相談やなんらかの行為に90分など、長時間かかる場合はその限りではありません。ただ、かんたんな電話相談程度で1万円を超えるような金額を設定しているようなら、疑ってかかったほうがいいでしょう。

サービス料金は、霊能者や霊媒師を見極めるためのもっともわかりやすい目安です。

また、普通、霊能者や霊媒師のところに何度も、続けて通うようなことはありません。霊能者・霊媒師なら、一定の時間があれば、その能力により問題を解決できるのです。糖尿病や血圧の治療のためには病院に通わなければなりません。しかし、霊に関する悩みの解決には、基本的に時間がかかることはありません。続けて通うことを促すような霊能者・霊媒師はまず偽者だと考えていいでしょう。1回だけ、それもなるべく限られた時間内で解決してこそ、本物の霊能者・霊媒師といえます。当然、これからお話しする内容も考慮して判断すべきなのですが、あまりにも高額で、しかも何回も通えというような霊能者・霊媒師はほぼ偽者と判断して間違いないでしょう。

話に怪しいところがある(納得できない部分がある)

そもそも、警戒を怠らずに霊能者や霊媒師に会いにいこうと考えているなら、その考え方で間違いありません。ただ、警戒するだけではなく、霊能者・霊媒師の話を聞くことも大切です。実際に会ってみて、霊能者・霊媒師の話に違和感を覚えるようなら、あなたのその直感を信じるべきです。これには難しさもありますが、直感を信じましょう。

悪人ほど、話を誇張したり、不要な恐怖を与えたりしようとします。本物の霊能者や霊媒師は、相談に訪れた方に対し、それほど近い距離をとるわけではありません。もしかすると、親近感はそれほど覚えないかもしれません。ただ、霊が引き起こす問題の解決に「感じの良さ」や「フレンドリーさ」は必要ありません。事実、多くの霊能者・霊媒師と呼ばれる人間は、朗らかな明るい性格の持ち主ではありません。しかし、これも信頼のおける霊能者・霊媒師の見極めを難しくする要素です。人は親近感を覚えると、どうしても人を信用したくなるものですが、霊能者・霊媒師にそのような感情を求めてもあまり意味はありません。大げさではなく、何か距離感があるけれども話している内容には違和感がない。このような人物であれば、信頼するに値する霊能者・霊媒師といえるでしょう。

態度が真摯であるかチェック

これも判断が難しいかもしれません。ただ、霊能者・霊媒師が、霊が引き起こしていると考えられるあなたの悩みを、本当に解決しようとしているのか、その気持ちが態度から感じられないようであれば、その霊能者・霊媒師に依頼するのは止めたほうがいいでしょう。

先にお話ししたように、霊能者・霊媒師にフレンドリーさは必要ありませんが、問題を解決してあなたを正しい方向に導こうという気持ちがなければ、あなたは苦しみ続けることになります。直感的なことになるので判断の難しさはあります。しかし、繰り返しますが直感は、特に霊能者や霊媒師を選ぶことにおいては、ひじょうに役に立ちます。偽りの心を見抜くことはそうかんたんではありません。しかし、真摯な態度であなたに接してくれる霊能者・霊媒師から、直感的に怪しさを感じることはないはずです。

アドバイスの質をチェック

アドバイスの質。これは「話に怪しいところがある(納得できない部分がある)」にも通ずることです。本物の霊能者・霊媒師のアドバイスははっきりしています。決してあいまいなものではありません。推奨すること、禁止すること、どちらの場合であってもはっきりと、断定的にアドバイスをするのが本物の霊能者・霊媒師です。

「~するほうがいい」

「おそらく~だろう」

このようにぼかすようなら、信頼のおける霊能者・霊媒師とはいえません。このような言い回しは、先ほどの「怪しい」「納得できない」という感情を覚えさせる原因となります。このような言い回しは霊能者・霊媒師が自らの能力に自信を持っていないか、そもそも「能力がない」と言っているようなものです。

霊能者が持つ霊感とはそもそもなんなのか

霊能者

霊能者・霊媒師は、自らが持つ特殊な霊能力により、霊が原因になっていると考えられるさまざまな問題を解決します。では、その基となる霊感とはそもそもなんなのでしょうか?

霊感には、聖職者などが修行や悟りにより得るものと、霊能者・霊媒師のように元々能力として備わっているものがあります。たとえば、聖書をはじめとして世界にはたくさんの宗教書が存在しますが、その多くは聖職者の霊感から書かれています。

霊能者・霊媒師が持つ霊感は、霊的な現象、霊的な存在を感じられること。物理的、科学的に証明はできないけれども、感じられるものなのです。

霊能力とは?

霊能者

霊能力とは、先ほどの霊感を持つ霊能者・霊媒師に備わる特殊な能力のことで、主に霊とのコミュニケーションや、霊になんらかの影響をもたらすことのできる能力のことをいいます。

たとえば、神様や仏様などが見られる能力。これは「霊視」という能力です。遠く離れた場所にいる人や物の存在を見られる能力。これは「千里眼」と呼ばれる特殊な霊視能力です。日本でよく知られている「イタコ」が持つ霊能力は、すでに亡くなっているご先祖様や身内とコミュニケーションをとる機会を提供してくれます。イタコは、日本に古くから存在する霊能者だといえますが、カウンセラー的な要素が大きく、霊能力により直接問題の解決につなげるという存在とはいいにくい部分があります。

まとめ

霊能者

霊能者と霊媒師の違いや、信頼のおける霊能者の見極め方などについて解説してきました。世の中にはまだまだたくさんの、科学的、物理学的に説明できない現象が存在しています。原因不明の体調不良、不幸の連続などにお悩みの方は、まず、霊についての知識を少しだけ学んでみてはいかがでしょうか?何か問題解決の糸口を見つけられるかもしれません。